⬛︎サイマティクス音体系
サイマティクス音が「形成、循環、リリース、放発、組織化」を考え、そのベースに音楽が関わっているかもしれないところから入りたい。そしてその音楽的なアイデアを基に、12性音(12音階)の性質を説明し、5つの調和音の構成を考えるところで、音楽的なアイデアから精神世界や医療臨床統計的な見方に発展させる。そしてサイマティクス音の構成体系が「バランス(調和)」をもっとも考えることにより作られていることを示す。
1) 12性音(12音階)について(音楽的な視点から)
12音階というのは、地球上の音楽が12音階によりほとんど表現できることと、その12音階をベースに48の調性(12長調、12自然短音階、12和声短音階、12旋律短音階の合計数)であらゆる世界の音楽のメロディーを作れることより、包括的なものであると考えられる。12音階は、その周波数を作り出す楽器の弦の長さの比率関係により、ハーモニー和音やメロディー・コードを作る。そうして作られた音や音楽は、心身に精神的に作用するだけでなく、物質に物理的にもきちんと働く。つまりサイマティクス音の始まりである。実際に、水のサイマティクス形状も音楽的な5つの和音より構成される。12という音の数はベクトル平衡体の手の数でもあり、それは12音階の各音の性質上、四季や占星術(12星座)的な季節による精神気質の移り変わりの12性であったり(←は宇宙構造を意味している)、12音階の音が聴覚に馴染みやすい周波数に対応しているからと、考えられる。つまり12音階を考えることが、宇宙や心身の仕組みを知ることにつながっている。12音階は、音楽的な調性的に12星座にも対応していることから、12音階の各音の意味について考えて頂きたいです。ここでは長くなるので、その詳述は控えます。これがサイマティクス音体系を考える手始めとなる。(ただし、後述するように、この12音階という音楽的な考えは、「アイデア」として活かされることになる。)
2) 5つの調和音の体系
12音階という音の性質から派生し、各音のハーモニーはどうなっているかを考えたとき、サイマティクスでは5つの調和音が基本的なベースになる。5つとは、5大元素(地水火風空、および木火土金水(陰陽5行)の5要素)や、5つの音の組み合わせによる立体の構築法((立体)四面体の構成する4つの頂点からの波源と、それを現生でバランスさせる1虚波より構成できるというようなアイデア)の5、その他5つの精神体(アストラル体、メンタル体、コーザル体、エーテル体(肉体)、物質次元体の5体)の5でもあると考えられる。また、それらは、僕が以前、5つの調和音お話していた、細胞を癒す音(エーテル体)、細胞機能潤滑音(エーテル体)、心理的な音(メンタル体)、霊的な音(コーザル体・アストラル体)、形場音(物質次元)という5つの音にも、アイデア的に対応関係がある。また、立体の構成は5つの音の組み合わせで出来るので、その各音の性質をこのように精神体のアイデアなどに組み合わせれば組み上げることが出来ることになる。その他、5大元素的な5音については、そのアイデアとして、例えば陰陽5行の5音を音楽の音階の5度圏の考えにより、木火土金水はそれぞれ、木(A:ラ音、肝臓)火(C:ド音、心臓)土(F:ファ音、脾臓)金(G:ソ音、肺)水(D:レ音、腎臓)として対応している。(詳しくはファビアン・ママンの「タオ・オブ・サウンド」の本、p.207をご参照下さい)この陰陽5行の5音の考えも、音楽的な5音階:ペンタトニック(民族音階)にも関わっていることを考えると、心身への作用を、先ほどの精神体(アストラル体など)の5音体系にも、アイデアとして通じていることが考えられると思います。
3) サイマティクス音の構成体系
12音階の音が宇宙や心身に対応するということと、5つの調和音の体系が立体を形作ると同時に5つの性質を持つことが言えることがわかった。それは12の音達が5つ(性)の和音により、物質立体や心身の全スペクトルを構成しうるということが、アイデアとして言えるのではないか、ということであった。そこから考えを発して、今度は、和音という5つの音たちが、「バランス」をどうするかにより、「形成、循環、リリース、放発、組織化」のどれを生むことになるかが決まると考えられる。そのバランスが、調和として構成される時、形成や組織化(参考:形場音(物質次元)、心理的な音(メンタル体)、霊的な音(コーザル体・アストラル体))が生じると言える。その他、バランスをうなりなどの位相差で表せば循環(参考:細胞機能潤滑音(エーテル体))などになり、バランスを融解させればリリース(参考:細胞を癒す音(エーテル体))に、またバランスを過度に刺激的にすれば放発ということになると、考えられる。
⬛︎サイマティクス・セラピー音体系
以上の議論を踏まえ、マナーズ博士は、サイマティクス音体系を医療に応用した。マナーズ博士は、医療上、臨床的に正確なデータを欲したため、音楽的な12音階や5つの調和音体系は、あくまでアイデアとして取り入れた。つまりそれは、先ほどの12音階による5つの調和音体系を、サイマティクス・セラピーの音の体系とする時、主に、5つの調和音体系が立体を作ることと、精神スペクトルを構成することを考え、5大元素の音は、臨床する時に概算で考えられる理論値の算出に使われたと考えられます。(一般的に、臓器の音は、脊椎神経に絡んでいるため、チャクラに対応し、そのため5大元素音のようなアイデアがサイマティクス音にも伺われると考えられる)実際のサイマティクス・セラピーの音の体系は、心身・身体の精神スペクトルを探査することにより、周波数を設定することを考えていると思われる。(ラジオニクスが大きく関わっていると考えられます)実際に、精神・ホルモン・脳的なものは高音が多い、心身・身体病状についての音も心理的な要素が強く絡んでいて、元気付ける音は高音に、落ち着かせる音は低音になっている。ただ、それは音の高さについての考えに当てはまり、他にも音の5つの調和音体系を組むには、和音構成として、「波形」をどうするかがキーになる。ただし、波形は単純な音楽的な和音だけではなく、波形は、細胞物理や化学物質(生体化学物質、毒、ウィルスなど)としての性質、またそれらをどうするか(癒すのか、壊すのか、循環させるのか、など)により決まる。つまりサイン波(単純波)は癒す、パルス波(衝撃波)は壊す、位相差(うなり)波は循環、などといったようになる。それは単調な音楽的な和音比率だけではない。波形を組むのに、5つの調和音を様々に「バランス」させる仕方を、どう構成させるかで組み方が決まると言える。
このようにサイマティクス・セラピーの音の体系は、心身・身体の固有音を、精神スペクトルの探査ににより音程を決め、その心身・身体の固有音をどうバランスするかにより(和音による)波形を決めると考えられる。そのため、細胞再生Aの、Aとは形を作る音であり、その他添え字の、Bとはシンギング・ボウルの音、Cとはベクトル平衡体の音、Dとは中国音階の音、ACUとはシナジェティックス(シナジー)の音、PTとはシータ波の音というように波形にちなんで関連づけられている。(ブキャナン博士の本より)
(参考:ヒーリングウェーブでの「原因を取り除く音」などは和音のバランスの仕方を取る、トリガーのような周波数体系になっていると考えられます)その他、サイマティクス・セラピーの音の体系は、ここまでの考えで、理論値の概算を決め、あとは臨床的に実際に音を当てた時の心身の効果やその統計データ、また臓器そのものからの音の採取などにより、実際に実験的に各音のチューニングを行い、決定していたものと考えられます。(ここまで来れば、あとは実際に試してみれば分かることだと思います)
⬛︎まとめ
サイマティクス音の体系として、12音階の音達が5つ(性)の和音により、物質立体や心身の全スペクトルを構成しうるというアイデアから始まった。マナーズ博士は、医療にそれを応用することで、サイマティクス・セラピーの音の体系は、心身・身体の固有音を、精神スペクトルの探査ににより音程を決め、その心身・身体の固有音をどうバランスするかにより(和音による)波形を決めると考えられた。、そして、それにより理論値の概算を決め、臨床的に実際に音を当てた時の心身の効果やその統計データを取り、実際に実験的に各音のチューニングを行って、5つの調和音を決定していったものと考えられます。(補足:サイマティクス・セラピーの音の体系は、全存在、全生命体に通じて適用できる考えの音であり、音による物質の変性・転換生成などができるものと考えられます。つまりは物質の浄化や元素変換、引いては、放射性物質の浄化・転換や、様々な物質(たとえば水など)に対して(5大元素のような)性質を付与し、活性、エネルギー生成することも可能であると、思われます。上記で論じたサイマティクス・セラピーの音の体系の理論値の決め方のアイデアを参考に、実際に音を当ててみる実験をすれば、心身の健康のみならず、自然環境の再生にも十分に役立てることが出来ると考えられます)